パワトレは薄い本だけど、面白い項目とクソつまらない項目があって、ざっくりでいうと「パワーメータ付けてレースとか動画撮って照らし合わせている」様なレベルの人は、大方言われなくても自分で導き出していると感じました。そこまでできる人はちゃんと考えています。考えている人は遅かれ早かれ辿り着きます。※全部読んでません。考えが変わるかも?パラパラは一応みた。
ベーストレの方はと言うと、最初パワトレより初心者向けに感じますが、一つ大きな違いがあって、これを実践できている人はほぼプロだという事(笑)。
そのため実はこっちの方が上級者向けに思います。RXの高岡さんとか実業団にいる人、当然プロは何かのレースを目標にピークを持っていき、年間スケジュールを立てます。
この年間スケジュールにプロ野球でいうと、オフやキャンプがありますよね?これです。ここがアマチュアにはありません。やる気のある人は年中一定の努力をしているのではないでしょうか。でもプロ野球も春から調子のいい選手は夏ごろに調子を落としますよね?これは調整の失敗だと誰でも薄々分かりますが、調整の内容までは気にしてないのではないでしょうか。
パワプロでも最初は走り込みでスタミナを増やしますよね?野球やそのゲームで話してもあれなんで...。あなたはロングライドで何百キロ走行できますか?走れる人は1日で500km以上走れますよね。それがベースです。
もしあなたが150kmくらいでスタミナ切れするベースでスプリントやコーナリング、立ち回りなどを覚えて練習しても、ベース150kmの天井で限界が来てしまいます。実際どうですか?ロングライドが苦手で上位入賞する人っていますか?ヒルクライムでもクリテリウムでもいいです。上位入賞する人はロングライド150kmでスタミナ切れする人たちですか?違いますよね?いないでしょう。どこからがロングライドかと言われると個人差がありますが、上位入賞できるのにアワイチだけで疲れちゃいますって人は知りません。
レースで速い人は、レースに使うスキル以外にそもそもベースとして有酸素閾値が高いのです。エンデューロなどの耐久も、呼吸が乱れずにワット数を出せる人が強い訳です。その上に風よけやケイデンスなどスキルまたは機材などが乗っかってきます。
競技により必要なものは異なるものの、ほとんどのレースでベースのある選手が上位に立ちます。ベースの上にそれぞれのトレーニングが乗っかるのです。
もちろんベースだけだとスプリントはできません。ベースの上にスプリントのトレーニングをするのです。このベースとその上にのるトレーニングで一見才能のように思われる個人差が生まれるのです。
FTPは"1時間前後のレース"で勝てる能力値です。パワーウェイトレシオは"登り"の能力値です。どのレース、イベント、ライドに出るかによって、その数値が意味を成すかどうか決まります。
詳しいことは本を読めばいいとして、伸び悩んでいる人は月間ライド時間をとりあえず伸ばしましょう。ベースからであれば平地でおしゃべりしながら。骨伝導や外部スピーカーで迷惑にならない範囲で音楽を聴きながら。安全に問題があるなら室内で映画を見ながら。とりあえずサドルに乗っている時間を増やしてみましょう。
結構走れる人が300kmオーバーしたライド!みたいな記事がありますが、その人たちはもしかしたら400km,500km,600kmと走り込みを月一程度盛り込んだ方がさらに強くなるんじゃないの??って少しだけ思っています。
と、いうすべてここまで持論空論なので自己責任でお願いします。私はロングなライドが好きです。
あとお酒は飲まない日を作りましょう。強い人は基本飲まないと思いますが...。サイゼで毎日本を読みながらデカンタを頼んでいたら毎日クラクラして体調がよくないです。
因みにこの日はガストでした。
ガストの方が少し高い分、ちょっとクオリティーが上がる。しかし酒の安さはサイゼに軍配が上がる。
と、いう持論なので自己責任でお願いします。