今は、飯ライド (ロード3台分)

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四国 石鎚山 行ってきた。

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まえがき

大阪南港からオレンジフェリーで東予港に着く。そこから自走で登って降りてくるシンプルなライド。しかし石鎚山の標高が高いので、簡単という訳ではありません。逆にたった5,60kmの内に2500m近くお登りになられるので、過去私が経験した300km超えライドは獲得高度は2000mがいいところ、短時間では最高に疲れました。ぼろぼろ具合でいうと300km超えではありますけどね。

サポートありきの帰還

まず給水ポイントがないです。これは天候の都合で逆回りをしたためらしいんですが、Wボトルに7割程度の水を入れていたんですが、30kmくらいでほぼ水がなくなり人様からお水をいただく、そして次の35kmくらいでまた人様からお水をいただく、続いて45km地点で再度人様からお水をいただく。かなり序盤でワタクシアウトでございます。
ハイドレーション満タンにしてWボトルも満タンにして、節約して登らなければ私はOUTなコースでした。そのためサポートなしでは2,3時間程度で諦めて下山となっていたでしょう...。

服装とオイル、ジェル

「山頂は寒いので」そう聞いていたがスタート時で裏起毛のアームカバーをしているのは私だけ。しかもクソ暑い。失敗したと思った。ところが結果でいうと、登るにつれて正解だったと分かった。周りはウィンドブレイカーを頻繁に脱いだり着たりしていたが、私はGOREのシャークなレインをずっと着っぱなしで暑くも寒くもなく温かいと言える状態で登頂できた。山頂では凍える人続出で、私は持ってきたウィンドブレイカーをさらに羽織った。去年編み出した「レイン+ウィンド」の重ね着防寒対策だ。脚は出していたので寒かったけどね。そして、腕・下半身にイナーメのwinter up oilを塗りたくっていた。脚にはその上にレインジェルを重ねた。まさにスタート時は怪しんだが、鉄壁の準備でした。シャモアとレインは成分おなじじゃねーかと以前の記事で書いたが、使って分かった、粘度が違う。シャモアの方が硬く落ちにくくできている。レインは塗りやすくできている。雨が弾けるのが目視で来た。

天候は雨

基本麓は雨、登っても降ったりやんだり。せめてもの冷風は控えめだったが吹けば寒かった。雨のライドは過去に何度も経験しているが、確実に難易度が上がる。路面状況が悪化し、視界は不明瞭、体力は奪われる。今回のライドは数字(距離、獲得高度、カロリー)では表れない難易度が追加された。※替わりに日射病と虫に刺されるリスクは軽減した。
今回のメンバーはほぼヒルクライム寄り(または慣れた)のローディが多く、私は後ろで一人だけ息を切らして登る場面が多かった。最初の3時間までで、自信は品切れ状態で何とかサポートありきで帰還しやした。ちなみに自信があった訳ではないですよ。事前に情報を聞いていました。想定よりキツかったって感じです。

パンク!?ではなく

昼食の後、前輪の空気がプニプニになっていました。まぁいいかと思ってたら、下山で前輪の空気ないって一番危険ですよって言われて勉強になる。たしかに下りカーブでぐにっといくか...。パンクかと思ってサポートを受けたのですが、帰ってみるとパンクではなく空気が振動で徐々に抜けていたことが分かりました。途中のトンネルの入り口でガッツリ悪い路面でリム打ちしており、それ以降のガタガタ道で徐々に空気が抜けたと思われます。路面の悪さの点でも高山は補修が追い付いてなかったり、普通に大きな石ころが転がってたりしました。私は見逃しましたが、イタチを追いかけるイノシシが道路を横切ったそうです。危ない...いろいろ学べる機会でした...。チューブラーのパンク時はクイックショットがいいみたいです。見たことはありましたがあまり関心がありませんでした。パンクしたらチューブラー毎交換してボンベで空気をいれるつもりでした。これも今度買ってバックパックに入れます。これを持っていればチューブラーは2本いらないかもしれない...。ソロライドじゃなければ...。シーラント入りチューブラーは2本同時にパンクする可能性が高くて(相応のダメージを受けた時しかパンクしないため)シーラントをすでに入れたにも関わらずのダメージなので手遅れなケースがある。いや多いと思う。そもそもあまりパンクしないけど。なのであくまで保険ですかね。重くなるとかでシーラントを事前に入れたくない人はクイックショットがいいのでしょうね。

あとがき

今回のライドは言っても珍しいコース、短い距離で獲得高度の高いライドかと思います。とはいえ、獲得高度2000,3000,4000mと近々やろうとしていた私にとっては非常に勉強になりました。
アップダウンや、コンビニ、自販機などの割合によって大きく難易度、消費時間が変わります。ソロライドを想定した場合、尚の事計画の見直しが必要と思いました。ふぅぅ..

 

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暗雲立ちこめる四国。ライド中止の可能性も十分にあり、やる気あるモノたちだけが集まった。

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新しいフェリーができたので、いずれさよならするオレンジ7。しかし3階?のロビーは屋根も高く窓も大きく。空調も涼やかで、寝る前は必ずここで時間を過ごしていた。

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まだ途中の川だけどすでに透明。水質調査していない水は飲まない方がいいと言われたが、正直ここより上の水は飲めると思うわ。ちっちゃい滝をたくさん見た。奇麗だった。

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峰々から覗く雲。なぜ近くにあるとガスというのか...。雲やん。

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雲やん。

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ガスが徐々に。

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ガスが

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ボーっとしてたら

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ふわぁーってきて、立ち往生。数分後風が吹いて消えていった。